槍印
横切る川は興津川で、その奥の左隅に覗く集落が興津宿。図には見えていないが左手はすぐ駿河の海だ。当時は橋が無くて徒歩渡し。シーボルトも1821年の江戸参府の際にここで出水に遭って一日足留めを食う。今は新興津大橋があり、旧東海道は海岸沿いの国道1号線となって車の交通量が激しい。右に並行して東海道本線の鈍行が走っている。が新幹線が開通したお陰で、再び歴史の表舞台から消え去りかかる旧東海道である。