17 由井 (Yui)
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高張提灯

川の州を飛んで来る飛脚の一人が担いだ竿先にあるのは提灯。使用目的のせいか早提灯ともいう。パトカーの赤色灯みたいなもの。後で石薬師の図を見ると分かるが、提灯には御用と書いてある。すなわち公用扱いで優先だ。飛脚にも幾種類かある。幕府専用の継飛脚、諸藩の使う大名飛脚、それに民間相手の町飛脚。他に毎月定例日に書状をまとめて昼夜ブッ通しで届ける早飛脚。幕府を政府、諸藩を会社に当てはめると想像がつく。


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