48 関 (Seki)
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本陣来着

関宿の本陣へ大名駕籠が到着した。出迎えの礼服姿が能舞台のまわりで地面へ平伏。その人々の姿に、武士と庶民の区別が見える。武士の礼服は麻地の上下で、同じ染色の肩衣と袴とを、紋服・小袖の上に着る。一方、庶民階級は名主のように苗字・帯刀を許された者でも、肩衣・袴の生地・染色の異なったものしか着られない。7人いる出迎えの服装を見比べてみてください。また、出迎えに武士がいる訳は地元の藩主の挨拶がわり。


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