39 岡崎 (Okazaki)
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矢はぎの橋

東海道随一といわれた矢はぎの橋。その橋桁を下の河原から見返り、なるほど長いなとスケッチした感じ。橋の上を馬子の引いた馬に揺られて武家が来る。公用出張の役人の旅は人馬使用の許可証を持ち、宿場間をつなぐ伝馬制度を利用する。各宿には一定数の馬と人足とが土地の有力者によって常備され、公用には無償か安価で提供した。無論その見返りはある。江戸に始まった制度でなく奈良からだ。遠く律令制の「駅」に発する。


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