15 吉原 (Yoshiwara)
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左リ富士ノ繩手

広重の略筆描写はよく眺めると、現代のイラストよりも洒脱だ。このシリーズのサイズを縮めて組合わせ、そのまま包装紙のデザインに転用しても違和感はないだろう。一見ラフで簡単に描いてあるように見える。けれど18×24Cmの画を拡大して行って眺めれば、選択された描線が使われていることが解る。部分の拡大にも充分耐えうる線である。吉原図は大型ポスターにしたら魅力的なものになるだろう。どなたか作りません?


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